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突然ですが、みなさんの職場の雰囲気、どんな感じですか?
おそらく、この記事を読んでくださっているんですから、あなたの職場の雰囲気、ピリピリしてるんだろうと思います。
なんで、ピリピリしちゃうんでしょう?
原因は様々あると思います。忙しすぎるとか、大変厳しいとか会社に不満があるとか、仕事自体が楽しくないとか。
どんな理由でピリピリしているのであれ、そこで毎日仕事をしなくてはならないものとしては、できるだけ良い雰囲気の職場で仕事がしたいですよね。
どんなに外回りの客先で嫌な思いをしたり、失敗して落ち込んだりしても、職場に戻れば、ホッとして落ち着ける、というのが理想です。
仕事内容がどんなにしんどくても、職場の雰囲気がよければ案外耐えられるものですから。
職場の雰囲気を構成するのは、そこで仕事をしている人同士の関係性であったり、一人一人が醸し出す空気感だったりします。
どうすれば、居心地のいい職場になるのでしょうか?
居心地のいい職場と、そうでない職場は何が違うのでしょうか?
記事を読んでくださっているあなたは、ピリピリした職場の雰囲気をなんとかしたいと思って、ここに来てくださったと思います。
大丈夫です!
あなたが職場の雰囲気を良くしたいと思ったこと、それだけで大きな力になります!
この記事を最後まで読んでくだされば、各人のちょっとした心がけ次第で職場の雰囲気が大きく変わる可能性がある、と感じてもらえる思います。
では、始めましょう!
Contents
職場の雰囲気が悪いと、どうなる?
まずは、このまま雰囲気が悪いままだとどんな弊害が出て来るのか見ておきましょう。
人材が流出する
別に、職場の雰囲気が悪かろうとちゃんと自分が仕事ができてたら、いいんじゃないの?
という人もいるかもしれません。
でもですよ。
職場の雰囲気が悪いことで、その優秀な人材が他に逃げてしまうことだってありえます。
職場の悩みで常にランキングの上位を占めるのは、「職場の人間関係」です。
そして職場の雰囲気を作っている大きな要因は「職場の人間関係」です。
人間関係に問題あり = 雰囲気が悪い
人間関係は良好 = 雰囲気が良い
仕事自体に不満がないのに、職場の人間関係に悩んで退職していく人が数多くいるという現実。
同じ仕事をするなら、良好な人間関係の職場で仕事をしたいと思うのは自然なことです。
もっというなら、多少仕事に不満があろうと、職場の人間関係が良好なら仕事を辞めたいとはなかなか思いません。
「給料はいいが、職場の人間関係がギスギスしている職場」か
「給料は少し落ちるが、職場の人間関係が良い職場」か
どちらを選びますか?と聞かれたら、
結構な割合の人が、「給料は少し落ちるが、人間関係が良い職場」を選ぶでしょう。
それだけ、職場の人間関係(=職場の雰囲気)は破壊力があるということです。
このまま放っておいていい、ということにはなりませんよね。
仕事自体に影響を及ぼす
職場の雰囲気が悪いということは、人間関係に問題あり、ということですから、社員同士のコミュニケーションが不足していることが考えられます。
とするなら、社員同士のコミュニケーション不足が原因で、仕事上のミスを連発する可能性だって大いにあります。
全て個人で完結する、個人事業主ならまだしも、どんなに小さな会社だって、複数の人が互いに仕事を分担しながらやっています。
ここできちんとコミュニケーションが取れていなければ、連絡ミスが起こったり、十分な相談ができないということに繋がりますから、満足できる仕事にはなかなかならないでしょう。
職場の雰囲気が悪いと、一緒に仕事をしている人たちのことに気を配らなくなって、お互いにフォローし合おう、という気持ちになりにくいものです。
そんな雰囲気の悪い職場で、仕事だけはアクロバティックに完璧にできる!なんてことは普通考えられません。
良い仕事をしようと思ったら、やはり、仲間からの応援が必要ですし、そのためには良い雰囲気の職場が必要なのです。
また、社内的にも、コミュニケーション不足は問題があります。
営業一人で仕事をしているように見えても、その後ろには事務をする人、経理をする人がいますし、会社外にも関連の業者さんがいたりします。
こういう裏方の人たちとちゃんとしたコミュニケーションが取れていないと、見えないところで仕事が滞ってしまうことだってあります。
自分に直接関係ない、と思っていても、自分のせいで誰かが仕事を進められずに困っている可能性があることを、みんなが想像できるようになるといいですね。
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雰囲気のいい職場は何が違うの?
いい空気感が循環している
雰囲気のいい職場で仕事をしていると、仕事が相当にハードだとしても、出社拒否したくなることがありません。
もちろん、休み明けの朝、「もう少し寝ていたい」と思うことはあるでしょうが、一旦出社してしまえば「よし!やるぞ」とヤル気に満ちあふれた状態で、仕事をこなすことができます。
これが、雰囲気の悪い職場だと、
断頭台に引かれていくルイ16世のような気分で出社し、職場についてもなかなかやる気が出ません。
気分転換にコーヒーを淹れに行ったり、用もないのにトイレに行ったり。
仕事はやらないと減らないので、なんとかこなしますが、時間がすぎるのが絶望的に遅く感じます…。
雰囲気のいい職場は、気持ちのいい空気に満ちあふれています。
そこで働く一人一人が醸し出す良い空気感が、職場を満たします。
そしてその職場の空気にふれた人がさらにヤル気に溢れてくるので、良い空気感が増え、さらにその職場の空気にふれた人が…
と、ぐるぐる良い空気感の循環が起こり、さらに雰囲気がよくなっていくサイクルができていくのです。
雰囲気の悪い職場はその逆。
重い空気が、働く人のやる気を奪っていき、さらに空気が重くなり、もっと働く人のやる気を奪っていき…
どんどん悪くなっていくサイクルができていくのです。
人間関係の良し悪しが空気を決める
結局、その職場の空気を決めるのは、職場の人間関係です。
職場の上司や同僚、後輩との関係がよければ、自然と職場の雰囲気は良くなっていきます。
雰囲気のいい職場は、間違いなく人間関係がうまくいっています。
お互いに気を配り、忙しそうな人がいたら手を貸してあげるとか、クレームを受けて落ち込んでいる人がいたら、声をかけてあげるとか。
そんな、ちょっとしたことが職場の雰囲気を変えているのです。
自分が忙しい時、イライラしている時、さりげなくフォローをしてもらっていたり、声をかけてもらったりした経験があれば、今度はそれを人に対してできるようになるでしょう。
ほんのちょっとの気配りが、職場の人間関係をよくしていきますし、同時に空気もよくしていくのです。
一度プラスの循環にはいれば、どんどん良い方向に向かっていくので、きっと業績の面でもプラスの効果が出てくることでしょう。
とはいえ、会社には年齢も性別も個性も違う人たちがたくさん集まっています。みんながみんな、気の合う仲間であるはずがありません。
ですから、
人間関係を良くしようとして、みんなとべったり仲良くするような必要はないんです。
社員同士のコミュニケーションを進めるために、毎晩飲みにいくとか、(いわゆる飲みニケーション)好きな人にはいいでしょうが、苦痛に感じる人には逆効果ですもんね。
大切なのは、「良い仕事をするために、職場の雰囲気をよくすることは大事である」という共通の認識を持つことです。
「友達」になる必要はありません。
「同志」になればいいのです。
良い仕事をするために、一緒に居心地のいい場を作っていこうとする同志。
そんなふうに少しずつ、意識改革をしていければいいですね。
職場の雰囲気を良くするために私たちができること
ピリピリした職場の雰囲気を変えたい、と思っている私たち。
なんとかしたいと思っていても、会社に対する不満を解消したり、社員の意見をもっと上部に届くようにする、なんていうのは自分一人ではちょっと無理です。
また、「良い仕事をするためには雰囲気づくりが大切だから、みんな仲良くしましょう!」と全体に呼びかけるのも、なかなか難しいですし、それですぐ変わるものでもないですよね。
それなら、一人一人の心がけ次第で職場の雰囲気を変えられる小さな方法を探してみましょう。
一つ一つは、「なあんだ」と思うようなことかもしれません。でも、効果は絶大、と言えます。
一人の行動が、少しずつ周りを動かしていくことは本当にあるのです。まずは自分から実践して見ましょう。
自分から挨拶をしよう
挨拶って、思っている以上に人間関係に影響を及ぼします。
ぼそぼそ…と挨拶するより、はっきりとみんなに聞こえる声で「おはようございます!」と挨拶したほうが、確実にみんなの気分はよくなります。
清々しい朝のはずなのに、なぜかどよ〜んとした空気の漂うオフィス。
そこに来るまで元気だった人も、扉を開けた途端
「…おはようございま…」とぼそぼそ。
今までの慣例で、そんな感じの挨拶が身についてしまったんでしょうね。
そんな時、誰かが元気よく大きな声で「おはようございます!」と挨拶をしたら、それだけで淀んでいた空気も吹き飛ばされます!
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ドラえもんの「コエカタマリン」で、淀んだ空気を吹き飛ばすイメージです。
一人の元気な挨拶で、淀んでいた空気が溌剌とした空気に入れ替わるのは、ほんの一瞬かもしれません。
でも、そうやって溌剌と挨拶する人が増えてきたら、それだけでオフィスの雰囲気は変わりますよ。
ですから、オフィスの雰囲気がよくないな、変えたいな、と気づいたあなたから、始めましょう。
ぜひ、明日大きな声で「おはようございます!」と声をかけてみてください。
愚痴や悪口を言わないようにしよう。
愚痴や人の悪口は、ものすごく雰囲気を悪くします。
怒りのオーラだけでもオフィスの空気が重くなるのに、実際に言葉にして口から出してしまったら、ものすご〜く空気が悪くなるに決まっています。
これが例えば友達同士の会話でも注意が必要です。
愚痴や悪口を言うことで、自分の心の中の黒いもやもやが出ていってスッキリするように感じるかもしれませんが、自分からでた黒いもやもやは、それを聞いてくれた友達の中に入って、その友達の心を重くします。
それと同時に、自分が声に出して愚痴や悪口を言ったことで、自分の耳がそれを聞きますから、黒いもやもやがまた自分の中に逆戻りします。
しかも、具合の悪いことに、
「口に出して耳で聞く」と言うのは、記憶術の一つの方法でもありますから、口に出した愚痴や悪口が再び耳から入って来ることで、さらに負の記憶を定着させ、負の感情を強化させる働きをしてしまうのです。
愚痴や悪口ってそれを言っているときはなんとなくスッキリした気分になりますが、そのあと、もっともっと悪口を言いたくなったり、内容がエスカレートしていく経験をしたことありませんか?
それは、以上のようなメカニズムによるものなのです。
ネガティブなことを口に出すのは、オフィスの空気を悪くすることでもありますし、自分の心を負の方向に追い詰めることでもあります。
心がけて、やらないようにしましょう。
本当は、ハナっからネガティブなことを考えなければ最高なんですが、理想は理想として、今は心の中で何をどれほど罵ったり愚痴ったりしても構いません、とにかく言葉にして口からだす、と言うことだけはやめるようにしましょう。
空気感に敏感になろう
職場の雰囲気を作るのは、そこで働く人、ひとりひとりの空気感です。
みんなが醸し出す空気感がピリピリしていたら、そこの職場の雰囲気はピリピリします。
空気感って、わかりづらいかもしれませんが、
例えば、誰かがカンカンに怒っていたら、言葉に出さなくても顔の表情や仕草で怒っていることがわかりますよね?
漫画でよくあるこういうやつです。
これを空気感と表現したのですが、オーラといったほうがわかりやすいかな?
これ、感じたことありませんか?
「あ、この人今怒ってる…」とか「機嫌悪そうだな〜」とか、感じること、ありますよね。
この空気感(オーラ)、自分が思っている以上に周りに伝わっています。
そして厄介なことに、周りに伝わるだけではなく、かなり影響を与えます。
特に怒りだとか、不満だとか、悔しさだとかネガティブなオーラは、てきめんに伝播していきます。
それまで特にネガティブな感情を持ってなかったとしても、怒りのオーラ全開のまま職場に戻ってきた人がいたら、なんだか急に空気がおもーくなって、突然嫌なことを思い出したり、順調に仕事をこなしていたのに急にヤル気が無くなったりした経験はありませんか?
他にも、新人さんが、わからないことを先輩に聞きたいと思っても、先輩が「忙しい!イライラする!」というオーラを出していたら、新人さんとしたら、なかなか声をかけづらかったり、ということもありますよね。
その結果、わからないまま仕事を進めてミスをしてしまうとか。
こんな風に、全く自分に関係なくても誰かがネガティブオーラを出しているだけで、影響を受けています。
とするなら、逆もまたあるっていうこと。
自分一人で怒っているだけ、と思っていても知らず知らず周りの人に負の影響を与えている可能性があります。
それ、やっぱり気をつけたほうがいいですよね。
自分の感情をコントロールして、ネガティブな感情を消す、なんていうのはかなり修行をしないと到達しない境地でしょうから、
そこまでできない私たちは、ひとりひとりが、せめて自分の怒りや不満の感情が周りに影響を与えることがある、という自覚をしておきましょう。
自覚ができていたら、むき出しの感情を少し隠してみる、ということができるようになるかもしれませんしね。
逆にポジティブなオーラはいくら出してもいいんですよ。
雰囲気のいい職場では、ポジティブなオーラを出す人がたくさんいるのです。
こんな風に本当に些細なことが、職場の雰囲気を左右するものです。
ひとりひとりが意識を変えてちょっとずつ頑張れば、きっと職場の雰囲気がよくなっていくでしょう。
伝え方と言葉の選び方に気をつけよう
職場の人間関係がギスギスしだすのって、実はちょっとした言葉のかけ方や仕事の振り方が原因だったりします。
例えば、上司のBさんがCさんに仕事を頼もうとした時、
上司A 「Bさん、これやっといて欲しいんだけど。」
B 「はい、わかりました。(ん?これは営業のCさんの仕事では?)」
上司A 「これ、今までCさんがやってたけど、忙しいし、別に営業がやる必要ないし、誰がやってもいいことだから、代わりにやっといてよ。」
B 「…はい…。(どうでもいい仕事を振られたのか?私)」
振られた仕事は、文句を言わずに引き受けるのが会社員として基本ですが、どうにも悶々とするBさん。
同じことを、こんな風に言われたらどうでしょうか?
上司A 「Bさん、忙しいところ悪いけど、この仕事やっておいてくれる?」
B 「はい、わかりました。(ん?これは営業のCさんの仕事では?)」
上司A 「これ、今までCさんがやっていたんだけど、Cさん、最近すごく忙しいでしょ?Bさんも忙しい中、頑張ってくれてるのわかってるけど、ちょっと助けてもらえないかな?やってもらえると、すごく助かるんだ」
B 「はい、わかりました!(私の仕事で誰かを助けられるの、嬉しい!)」
これなら、Bさんも納得して仕事ができますよね。
前者のような仕事の振られ方しかしていないと、だんだんヤル気を失ってしまうのは明白です。
Bさんの心の中には小さな不満が少しずつ溜まって、いずれ大きな不満に変化していくでしょう。
しかし、この場合、上司のAさんが、ほんの少し伝え方を工夫するだけで、みんなの心の中に小さな不満をためていくことなく、職場の雰囲気がよくなっていく可能性があるのです。
もしこの記事を読んでいるあなたが上司のAさんの立場にいるのなら、ほんの少しだけ、今までより伝え方を工夫してみてください。
上司と部下の立場でなくても同僚に何かを伝える時にも、ぞんざいな伝え方をせず、少しだけ注意をしてみましょう。
大切なのは、相手の立場を尊重する気持ちと、伝えなければならないことをきちんと正確に伝えることです。
時には、同僚や部下に言いづらいことを言わなくてはいけない局面もあると思います。
逆に上司から注意を受けて、弁解や言い訳ではなく、自分の立場を説明しなくてはならないこともあるでしょう。
そんな時は、やはりある程度のスキルが必要になってきます。
お互いが気分を概せず、本当の気持ちを伝えるために、コミュニケーションスキルを学んでみるのもいいでしょう。
コミュニケーションスキルについては、次回記事を書く予定です。参考にしてください。
まとめ
ここまでで、職場の雰囲気をよくするために、各自で気をつけたらいいこと、できればみんなで実践できればいいことについていくつか見てきました。
職場の雰囲気を悪くする原因は幾つもありますし、会社自体に問題がある場合は、個人の力でそれを解消することは難しいです。
でももとを質してみれば、いろんな原因によって引き起こされる職場の人間関係の悪化が、職場の雰囲気を悪くする直接的な原因であることが多いです。
職場の人間関係が直接、職場の雰囲気に直結しているのですから、少しでも雰囲気をよくするためには、人間関係の改善に取り組むことが近道です。
職場の人間関係が穏やかなものになるよう、個人でできる以下のことに注意することを提案しました。
1、自分から挨拶すること
2、愚痴や人の悪口を言わないようにすること
3、自分が醸し出す空気感に気をつけること
4、伝え方や言葉の選び方に気をつけること
これらは、職場でなくても日常生活でそのまま使えるコミュニケーションの基本です。
家庭であっても、学校であっても、職場であってもその場を構成しているのは、そこにいる「人と人のつながり」ですから、そのつながりをより風通しの良い、気持ちの良いものにしていければ、自ずと問題は解決していくのでは、と思います。
ぜひ、できるところから実践して見てください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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