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今回はちょっと趣向を変えて、日常を楽しもう!というテーマでお送りします。
なんだか私の周りの子育て中の方たちは、休みの日になると「どこかにでかけなきゃ!」と思っているようで、次はどこに行こう、どこに予約しなきゃ!と半ば”止まると死んでしまう病”にかかったような状態の人が多いように思います。
休みの日に出かける事が家族サービスだと思い込まされてるんじゃないかと思うくらい。
たまには、どこかにお出かけも楽しいですけど、普段の休みはお家でのんびり、子どもさんと一緒に日向ぼっこしながらお昼寝でもいいじゃないですか。
どこにも行かなくたって、家の中でお互いの空気を感じながら過ごすだけでも意味のある事だと思うのです。
特に子どもが思春期になると、一緒に出かけるのも一苦労って事もありますしね。
さて、今回はのんびりまったり、休日の過ごし方の一つをご提案をします。
我が家はかなりの田舎に住んでいますので、野外調理もやりたい放題です。
もちろん、バーベキューもやりますよー。周りを気にせずできるのが田舎のいいところ。
数年前からは燻製にハマってまして、モクモクといい匂いの煙を撒き散らしながら自家製ベーコンなど作っておりますよ。
燻製って、手間はほとんどかからないのですが、時間だけはかかる。
休日の1日、昼間っからビールなど飲みつつ、気持ちのいい風を感じながらのんびり燻製の温度番をするのも最高の贅沢です。
夫は、普段かなりストレスの多い仕事をしていますが、たまの休日はこんなふうに日常とちがう時間を過ごしてリフレッシュしています。
オンとオフの切りかえって大事ですよね。
ただ、そんなことができる場所に住んでいる方はきっと少数派だと思います。
なので、今回はちょっとしたスペースがあればできる、その上工作も楽しめるという一粒で二度美味しい野外料理をご紹介します。
それともうひとつ、どうしても本格的なやつ、作りたい!でもどうやって作ったらいいかわからない!という人向けに、簡単だけど、本格的な「アレ」の作り方もご紹介します!
Contents
ダンボールでピザ窯を作ろう!
庭にピザ窯。田舎住まいの憧れなんです。
ただし、燻製の箱と違ってこちらは結構な材料(耐火レンガとか耐火セメントとか)と設計図が必要なので、ちょっと簡単には手が出ません。
でも、作りたい。美味しいピザが食べたい。
それが、作れるんです。
耐火レンガで作る恒久的なピザ窯にはかないませんが、休みの1日、家族で楽しむには十分な性能があり、子供と一緒に工作を楽しむこともできるのが
ダンボールで作る、
「ダンボールピザ窯」
です。(そのままやん)
ん…?ダンボールでピザ窯?燃えるでしょう。紙なんだし。
百聞は一見に如かず。作ってみましょうとも。
これ、結構使えるやつなんですよ。
そして、出来上がったピザも、トースターやオーブンで焼くピザとは一味もふた味も違う!
作り方をイラストにまとめました。
PDFも置いておきますので、よかったらダウンロードしてください。
作り方の補足
材料の調達は
ダンボール以外の材料は全て100円均一の店で揃います。
ダンボールは、スーパーでもらってくるといいですね。
ダンボールの大きさ
結構重要です。
大きすぎず小さすぎずなんですが、用意する金網の大きさを目安にするといいでしょう。
アマゾンで買い物をした時に送ってくるダンボールの中にい〜い感じの大きさのがあるんですが…。(わからん)
だいたい 縦 60センチ × 横 45センチ × 奥行き 45センチ 前後
だとちょうどいいように思います。
でも、どんな大きさでもできるんですよ。
大きければ、中を温めるために炭をたくさんにする、
小さければ、すぐ熱くなるので炭の量を少なくする、
などの調整をすればいいのです。
ただ、大きすぎると中の熱が上がりにくいので、どちらかというと大きすぎるよりは小さめの方がいいかもしれません。
(金網が入る大きさは確保してくださいね)
また、その日一日楽しめればいい、という場合は、ダンボールの強度はそれほど気にしなくても大丈夫です。
何カ月にもわたって保管して、何度も何度も使う、と言うならかなり丈夫な段ボールを用意しなければいけないと思いますが、それよりはお子様と一緒にその都度作りなおした方が楽しくないですか?
きっと、回数を追うごとに手際よく、工夫もできるようになって、最終的には「神レベル」のダンボールピザ釜が作れますよ。
金網をおく台
イラストでは、1本の針金をクランクのように折って金網をおく台を作っていますが、これ、結構大変です。
3,4本の針金を、一本ずつダンボールに通して台にする方が簡単にできます。
金網が乗ればいいのですから、そんなにしっかりしてなくても大丈夫。
アルミホイルの貼り方
洗濯のりで貼ったり、スティックタイプののりで貼ったり、いろいろできます。
そんななかで、両面テープを使うのが一番しっかり貼れて簡単でしたので、おススメします。
両面テープののりの所が、高熱で溶けそうな感じがしますが、特に問題ありませんでした。
また、アルミホイルは段ボールが燃えてしまわないようにするために大事な役目を果たしています。
端までちゃんと貼りましょう。
むしろ端からはみ出すくらいの大きさに切って、余った部分を外に折り込んで使う方がいいと思います。
ダンボールの工夫
ダンボールの開きを作る
四隅を切ってダンボールの開きを作るのが、ちょっと難しいでしょうか?
なんせ、前面がフタになるようにダンボールを置いた時、そこになる部分が抜けていればいいのです。
組み立て直すときはガムテープで貼るだけですから、「おっとうっかり!」となって必要なところを切り落としても貼り直せばいいだけ。大胆に切っちゃいましょう!ちょっとくらい不格好でも平気平気!
ダンボールを開きにしないとアルミホイルが貼りにくいので、頑張ってくださいね。
ダンボールの底に空気穴を作る
炭をいこした上にダンボールをかぶせたような形で使うのが、ダンボールピザ釜です。
密封とはいえないまでも、段ボールが炭に届く空気の流れを遮断してしまいます。
初めのうちはいいのですが、新鮮な空気が入ってこないので徐々に炭火の力が弱まってきて温度が下がってきます。
とはいえ、せっかく上がった段ボール内の熱を下げたくないので、ふたも開けたくない…。
そんなジレンマを解消するために、ダンボールの側面下側に小さな窓を開けておきましょう。
窓の大きさは、たて3センチ、横10センチくらいでいいでしょう。
向かい合う側面2箇所に開けると空気が通り抜けます。
気休め程度ですが、空気の通り道を作るのです。
ダンボールのピザ窯でピザを焼こう!
さあ、以上でピザ窯ができました!あとはピザを用意して焼くだけ!
ピザは、ご家庭で焼くだけで出来上がる市販品でも、トースターで焼くのとは段違いに美味しくなりますよ!
でも、せっかくならピザの生地から作りたい!という方のために本格的だけど簡単な作り方のご紹介をします!
他にも
あとは、お好みの具材を乗せてダンボールピザ窯で焼くだけ!
こんな感じ。炭を置くのは、こんなトレイ(100円均一の店で購入)でもいいし、大き目の缶の蓋でもいいと思います。
どちらもなければ、アルミホイルを重ねたものの上でもいいでしょう。
こんな感じで焼けますよ!
この時は手のひらサイズのピザ生地が市販されているので、そちらを使用しました。
餃子の皮2枚重ねも、ピザ生地とはちょっと違うけど、美味しいです。
簡単に、でも手作り感を出すならこんな商品もありますよ。
ここまでのまとめと注意点
以上のように、ダンボールピザ窯はお子さんとゆっくり作っても、1時間くらいでできてしまいます。
時間がかかるのは、炭をいこしてダンボールピザ窯の中に入れ、温度が上がるのを待つところですね。
午前中から作り始めて、お母さんとお子さんがピザの準備をしている間に、外でお父さんが炭をいこしておいてくれたら、お昼ご飯に美味しい熱々ビザが食べられます!
もし、どこかで失敗してお昼の時間に間に合わなくて、みんなで「どうしたらいいのかな、なんで失敗したのかな」なんてお腹を空かしながら困るのも、いい思い出になると思いますよ!
むしろ、うまくいかない方が楽しいかも?
ぜひ、試してほしいと思います!
注意点として、窯の大きさ自体が小さいのでそれほどの蓄熱性はありませんから、常に炭がいこっている必要があります。
2回くらいは続けて焼けますが、なんども繰り返し焼く場合は、焦らず炭を継ぎ足しながらゆっくり焼けるのを待ってください。
そのためにもダンボールの空気穴は作っておいたほうがいいと思います。
*以前、小学生の子供のクラスの親子行事で、このダンボールピザ窯を作りました。5つ作って、それぞれ5、6回転させましたが、窯に空気穴を作っていなかったので、炭が熱を保ってくれず、大変時間がかかりました。
「空気穴を作ったほうがいい」というのは、その時の反省です。
もし、そんなに何回転もさせないよ、ということなら空気穴はなくても大丈夫です。
ダンボールのピザ窯は十分楽しんだ。もっと本格的なピザ窯を作りたい!という人へ
そうなんですよ…。ピザ窯で焼いたピザの美味しさ、楽しさを知ってしまうと、その先に進みたくなるんですよ…。
ダンボールで、しかもたった一時間で作った簡単なピザ窯でもここまで美味しいものが食べられるんだから、本格的なピザ窯だったらどこまで美味しいピザができるんだろう、と思うことは自然の摂理です。
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我が家もそうでした。
ただし、材料費がある程度かかるし、薪を燃やす窯になるので、お家の周辺条件が結構シビアになってきます。
もし、それらをクリアできていれば、ピザ窯は作れます!
思っているよりずっと簡単に作れますよ!
難しくない!本格的なピザ窯作り
うちの場合、2年くらいの構想期間中、本を読んだりインターネットで調べたりして
「あーでもない、こーでもない」
「この作り方は、素人には難しすぎるし、道具を新しく揃える必要がある」
などなど、お金もものすごくかかりそうで尻込みしていましたが、
作ってみたら、なんのことはない、あっという間にできました。
制作期間:2日(途中で材料が足りなくなったから)
かかった費用:ざっくり25000円弱。
では、出来上がった本体の写真をご覧ください。
ご覧になってわかるように、このピザ窯は2段になっていて、下の段で薪を燃やして上の段でピザを焼くようになっています。
そしてそして!勘の良い方は薄々気づいているでしょうが、ピザ窯を作るために積んでいる耐火レンガ、文字通り積んでいるだけです。
モルタルで固めてないってことです。
本来は、耐火レンガをこれまた耐火コンクリート、という材料で固めるのですが、その工程をまるっと省いているので、ものすごく簡単に出来上がった、というわけです。
だって、積んでるだけだもの。
土台にしているブロックも積んであるだけ。
ただし、何段にも重量のあるものを積みますので、地面を平らにならして砕石を引いておくことはやっておきました。(最初はモルタルで固めるつもりだった)
さて、積んだだけのピザ窯で本当に美味しいピザが焼けるのか?
では、美味しいピザが焼き上がるまでの、様子をご覧ください。
ピザ!ピザ!ピザ!そしてパン!
初めての火入れ。ドキドキ。
モルタルで固めてないので、熱が逃げるんじゃないか、と心配をしつつ薪を燃やします。
この、薪を燃やす過程では当然のことながら煙が出ます。
我が家は、道を挟んだところにしか隣家がないので、条件的には良い方なんですが、それでもちょっと気になりました。
どんどん燃やしているうちに気にならなくなってきますが。
くれぐれも周辺の条件のことはよく考えておいてください。
だいぶ薪を燃やして、窯の周囲が煤で黒くなっています。しかし、奥の方は黒くなっていない。
これ、温度が上がってきている証拠です。
温度計を用意していなかったので、窯の中の温度を測ることができなかったのですが、目安として、初め煤で黒かった窯の内側が、白くなってきたら適温なんだそうです。
今、そんな感じです。
記念すべき一枚めのピザは焦りすぎて、まだ薪が燠になっていないのに入れてしまった。
窯の温度が高すぎて、あっという間に焦げてしまったので、1分くらいで出しましたが、生地の中心がちょっと生焼けでした。
こんな絶品のピザがどんどん焼けますよ!
このピザ窯の、何がすごいって、その蓄熱性能です。
午前中に薪を燃やして温度をガンガン上げ、ピザを焼き始めたのが午前11時半頃。
途中、ちょっと薪を追加したりしましたが、最終、2時頃までピザが焼ける状態でした。
最後の最後に、丸パンを焼き上げて終了しましたが、まだ何か焼けたと思うなあ。
ここがダンボールピザ窯とは違う点ですね。
いよいよ作り方。
さてさて、問題はピザ窯の作り方ですね。
我が家は以下の動画を参考にして作りましたよ。
本当に材料を準備して、積むだけ!
調達した材料が、動画のものと少々寸法が違ったため、 ちょっとイビツなところも出ましたが、本当に簡単です!
かかった材料費は、そのまま耐火レンガの単価 × 個数、耐火レンガ平板の単価 × 個数 です。(動画の中に必要個数の記述があります)
土台に使ったブロックの個数は、積む段数にもよります。
我が家はアラフィフの夫婦なので、腰のことを考えて5段積んでいますが、1段でも2段でも良いと思います。
終わりに
いかがでしたか?
本格的なピザ窯は難しくても、ダンボールピザ窯なら、お子様と一緒に、小さなスペースで十分楽しむことができます。
観光地や遊園地に遊びに行かなくても、こんなちょっとしたことで特別な一日になりますよ。
どうぞ、試してみてくださいね。
そして、我が家でも本格的なピザ窯を!という猛者たち!
まずは材料調達だ!それで作業の8割は終わっているぞ!
Good luck!
本格的に作りたい人向け。
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